2011年10月10日
どうもやっぱり気になるよ、低線量被曝
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文科省のホームページに載っていますが、これは、セシウムだけの積算量です。ヨウ素もかなり大量に被曝しているはずですが、これには含まれません。
なんとなく目をそむけたくなるのですが、台風のときの天気図を見ればわかるとおり、ひとたび大気に放出されればすごい広範囲に広がるのが分かると思います。日本の政府は当初隠してきたのですが、ドイツの天気図とかでみればすごい勢いで日本全体にわたって拡散していたのが分かると思います。もう、半年経ち、新たな放射性物質はそれほど多く飛んできてはいないのですが、すでに大量の放射性物質が東日本に残っています。東京のように福島原発から250キロ離れていれば大丈夫かというと、そうではありません。
ひとつの法律基準として、1平方メートルあたり4万ベクレルというのがあります。これを越える地域は放射線管理区域として、出入りが制限されます。
風評被害だとなんといわれようと、わたしは福島の野菜を買いません。勿論かなり低いものもあると思いますが、放射性物質のベクレル表示が義務付けられるまでは、関東の野菜はほとんど買いません。空間から低線量とは言えそれなりの被曝をしているので、食べ物から入る被曝量を少しでも減らす努力をしないといけないと思います。
自然放射線と人工放射線の影響は違うとか、チェルノブイリのその後の様子はどうだったのかなどの古い動画をユーチューブで見られます。やはり、チェルノブイリの現実には向き合う必要があると思います。
チェルノブイリの頃より医学が進歩してるとはいえ、倫理は進歩していないので、現在の政府では被曝が増えるだけです。
児玉龍彦さんも言っていますが、成人でも、セシウムを長期間被曝すると、それなりに影響がでてきます。すぐおしっこに出るからいいやではなく、尿中のセシウムが何回も腎臓や膀胱を通過することにより20年とかたつと癌化したりします。旅行者として短期間、関東にくるのは細胞が活性化していいのかもしれませんが、長期にわたっては被曝すべきではないのです。
小出裕章さんが、R指定をして、年とった人が率先して被曝した食べ物を食べるようにすべきで、子供たちには絶対に汚染されたものは食べさせてはいけないというのを聞いたとき、最初、ぇっと思ったのですが、徐々にその深刻さがわかってきました。いま小出さんが、一番東日本の被曝地域の状況を本当にわかっているのかもしれないです。というのも、チェルノブイリでも最初除染を試みてたのですが、結局それほど効果があがらないしとても大変だということで、除染をあきらめたそうです。すなわち、その結果ベラルーシの生まれてくるこどものうち正常な子供は20パーセントに満たないという恐ろしいことになっています。児玉龍彦さんなんかは人間が汚したのだから、必ず人間がきれいにできる、絶対あきらめないとおっしゃっていて心強いです。
この除染問題を解決しないと、日本には未来はないです。
Posted by neconeco at 01:24│Comments(0)
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